集中講義4/5おわった

後期は集中講義の科目がいくつかある。「職業人訓練教育におけるeラーニング」は、そのすべてが集中講義。

職業人訓練教育におけるeラーニング シラバス
http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/curriculum/27/syllabus_27.html

忙しい非常勤講師の先生方という面も少々あるが、この対面の濃さ、リアリティといったら、オンラインコース化は結構それで困難かとも感じた。5回週末の昼間に3コマずつ、土日土日と4/5にあたる12コマを終えた形だ。
 
前回の日曜は都合で欠席し、講義を撮影したビデオでの学習を試みた。これもいい体験だった。しかしキツい。内容はよく伝わるし資料も手元に置け、書き込みをしながら気になるところはネットも引きながら、学習できる。キツいのは、時間。90分の映像を見続ける時間を確保し、それに集中するということは、これほどに大変なものかと。途中で止めることも再開することも出来るわけだが、その分トータルかかる時間は延びる訳で、都合が付くなら集中講義に参加したほうが絶対にいい。
 
遠隔の会場(=熊本)と中継して講義をしているのもいい体験。担任の北村先生と学校スタッフの二人が一生懸命セッティングをしているところも、遠隔教育の現場を見ている訳で、とても参考になったしありがたかった。この中継講義はおおむね違和感なく、今日はとうとうあちらで出席しているクラスメートが発表する場面で、あちらからPCの画面が送られてきてこちらでそれを見るという場面にもなった。結構、いけるもんだ!
ざんねんなのは、収録のためと発言者はマイクを持たされ、エコーバックもないのでマイクを通してしゃべっている感もないまま、しゃべっているのがちょっと間抜けな感じ。でも本当に調整は大変そうで、苦労がよくつたわりました。なんて実践的な遠隔教育学習の場だろう!
 
3人の先生から、それぞれの表現で知見をいただいたり一緒に議論しコメントいただく中で、なにかやはり同じ水脈に通じるようなものを感じた。科目の設計というと大げさだけど、このコースを企画された学校スタッフのすごさを見た思いがした。
 
この科目で今改めて思いを強くしていること、それはコンテンツだけで止まっていてはだめで、コンテキストに有ったプラスαを用意するということ。もちろん、その前後にも活動が有ってのラーニングデザインなのだが。
 
小松先生は自称eラーニング屋。IDerっていうよりeラーニング屋って言う方が自分も好きだなぁ。講演が多いことも有ってか、今回の講義は小さな部屋の中だったのだけど、ノートパソコンにリモコンポインタでプレゼンテーションの操作をしているところがカッコイイ。今日は事例研究のディスカッションで講義はほとんどなかったのだけれど、いくつもコメントしてくださり刺激に満ちた一日であった。
 
帰りにクラスメートの一人と電車の中で、短時間にすごい情報を詰め込んで、咀嚼し消化する時間がないのが不安。どこかそういう時間も作らねば という話になった。集中講義の回と回のあいだ、掲示板を使ってうまく復習っぽく議論が続けられると理想的。でも他の科目の課題もあるしなぁ。オーバーロードは、いかんいかん。