JSET 2006

日本教育工学会の2006年度大会があり、初日と二日目に参加してきた。昨日は最終に近い新幹線で帰ってきた。心地よい疲労感と余韻に浸りながら、課題の教科書を読もうと膝の上においたまま、ぼーっとしているうちに東京に着いた。ウッカリお土産を新幹線のなかに忘れ、慌ててとりに戻ったりでバタバタしながら、どうにか帰宅。京都土産と言えば「おたべ」かと思ったけど、噂には聞いていたが亜種やバリエーションがいっぱいあってちょっとびっくり。結局わらび餅を買って帰った。
 
学会では発表を聞いたり質問したり、空き時間には熊大のクラスメイトとしゃべったりで、学生学生した二日間であった。夜は近くの温泉宿で熊大ナイト拡大版。発表練習する姿も・・・ 温泉がとても気持ちよかった。料理は食べ過ぎて気持ち悪くなった。
 
シンポジウムでは、大御所の研究者から現場の教員、教育学系その他の学生から関連業界企業人までいろいろな立場の人が意見を交わしていて、とても刺激的だった。実は今回の遠出の一番のお目当てだったのが、登壇した藤原さん。「よのなか科」などで知られる民間人校長。シンポジウムのテーマは「教育の情報化の新戦略にどう対応するか」。そもそも新戦略の定義は? 教育の情報化って? と思いながら、パネラーの最初の発表を聞いていく。 eラーニングに代表されるICT活用に関する話題。藤原さんからは、ICTにはほど遠い現実や止むにやまれぬ事情、また研究者に対しても研究目標の被験者たる児童生徒学生の実態を知って欲しい点、強く訴えられた。DSなどのゲーム機も一緒に使ったりすればそれだけでも親子のコミュニケーションが深まるといった指摘に、司会の鈴木先生からは「Technology Enhanced Communicationですね」とのつなぎ。このキーワード、ちょっとカッコイイ。
 
他に、学会間や学会内にも関係を深めるべき部分があるのではないかといった疑問がフロアから投げかけられたりで、実践と研究といった構図だけではなく、より高次の視座に立った議論や検討が行われる必要があるのではと感じた。指導要領の世界でどんなに一つ一つの科目の授業を改善しても、打ち破れない壁がどこかにあって、とか。

このまま帰るのも名残惜しく、当日会費を払って懇親会にも参加。夜景がすごいきれいだった。(会場の関西大学高槻キャンパスは山の上にある)

考えがまとまらないままダラダラ書いていても仕方ないので、いろいろ思い感じたことは、すこしづつ整理していきたいということで、今日の日記は終わり。期限超過や締切が11/6の課題に取り組もう。