オンラインで報告&残した課題

MaxQDA

ビデオ分析に続いて本命中の本命、テキスト分析もやってみた。のも2〜3週前・・・

質的研究とは、地道にひたすら分析を続け、仮説を生成していくこととの見方を新たにした。現実の、日々変化する環境の中で、変わるものと変わらないものを見極めることと、変わらないものに適用できる仮説:理論を導き出すことのバランスもまた難しい。

たとえばオンラインのディスカッションというテキストの生成源に対して、どのような目的(課題)を置くかによって分析の観点も変わるだろう。ディスカッションのテーマや目的によっても生起するメッセージの性質は異なるし参加者の構成やファシリテーションの有無善し悪しによって観測される状況も異なる。

つまるところ、いろいろな軸を同時にいじっても何が影響を及ぼしたのかわかりにくくなる。手段を変えずに分析を続けるか、前提を置いて手段を変えて変化を観測するか。

何かに特化して誰でも専門家になれるシステムと、何にでも使える必要最低限の機能に絞って営みの知恵をサポートするか、研究のサイクルを考えると、そのどちらかにならざるを得ない気がする。そして多くの研究者の活動は、地道にあるテーマを探求するものであり、時として重要な知見をもたらしてくれる。「何かに特化」の何かとは、たとえば「終末期患者のケアに関するスタッフのフォロー」といった細かさである。

ながらでできる研究などないとも思いつつ、どこまでできるものか始めてないことにはと思ったり、コード化に、最近出現したソーシャルなタグ付けという活動を応用した研究事例がどのくらいあるのだろうと考えたり。


今朝は住戸の設備点検で半日休み。それに合わせて課題報告のタスクをこのあとオンラインで実施予定。さらに一つ残した書きかけレポートをこの午前中で終わらせたい。